市場競争が激化するビジネスにおいて、ユーザーの本音や行動予測を理解できることは戦略を立てる上で非常に重要なポイントになると言えるでしょう。そんな中、SNSを活用した情報収集手法であるソーシャルリスニングが注目を集めています。
ソーシャルリスニングとは、SNSを活用した企業の情報収集手法のことであり、SNS上のユーザーのリアルでタイムリーな情報を収集することは、企業の売上向上において重要な行動のひとつになりつつあります。
この記事では、実際に企業がソーシャルリスニングを行う上でやるべきことをまとめ、その上でソーシャルリスニングによって得られた情報に対し、どんなアクションを取るべきなのかをご紹介します。
SocialDogを用いて行うソーシャルリスニング
はじめに、例としてSocialDogを用いて行う効果的なソーシャルリスニングの方法を紹介します。
X(Twitter)のソーシャルリスニングを行いたいと考えている方に便利な機能なので、ぜひご活用ください。
キーワードモニター機能の紹介
キーワードモニターとは、自社商品やサービス・ブランドに興味関心がありそうなユーザーや口コミを収集したり、自分の興味があるキーワードを登録したりすることが可能な機能です。
自社の商品やサービスに興味があるユーザーの検索行動や、商品の購入や申し込みに繋がりやすい行動にどんな特徴があるのかを知ることで、より顕在的なユーザーにアクションを起こしやすくなるでしょう。
SocialDogでは、特定のキーワードが含まれる投稿(ツイート)を自動的に収集する「キーワードモニター」という機能を活用できます。これによりソーシャルリスニングによってユーザーの声を収集する際に効率的な情報収集が可能となります。
収集した投稿(ツイート)に対していいねやリポスト(リツイート)、返信などのアクションを簡単に取れるので、一括で反応したいという場合にも向いています。
なお、キーワードモニターで収集したデータは2、3ヶ月間保持されますが定期的に削除されます。保存しておきたい場合は、Proプラン以上のCSVダウンロードを活用しましょう。
キーワードモニターの使い方
キーワードモニターの使い方について、下記の手順を見ていきましょう!
- 設定されたキーワードを確認する
- モニターキーワードを追加する
- モニターキーワードを削除する
- アクションを確認する
- リプライに返信する
なおキーワードモニターでは、キーワード設定後のデータを取得します。キーワード設定前のデータを遡って取得することはできないため注意しましょう。
ここからは、それぞれの手順を解説します。
設定されたキーワードを確認する
はじめに左側のメニュー一覧の「設定」ボタンを選択します。
「キーワードモニター」から検索したいキーワードをクリックすると、モニターキーワードを含む投稿(ツイート)が検索され、一覧で表示されます。
モニターキーワードを追加する
「キーワードモニター」の左上部の入力欄に追加したいキーワードを入力します。
「追加する」をクリックすると、キーワードの追加が完了です。キーワードを追加すると、モニターキーワード一覧の最下部に表示されます。
モニターキーワードを削除する
「設定」を選択して「モニターキーワード」を選択します。
登録されたモニターキーワードが一覧で表示されるので、削除したいモニターキーワードの右部分「削除」をクリックすると完了です。
アクションを確認する
自社アカウントへのアクションを確認したい場合、左側のメニューから「受信箱」を選択しましょう。
受信箱をクリックすると、自社アカウントに対して行われたアクションや、モニターキーワードを含む投稿(ツイート)が指定した順で表示されます。
受信箱の右隣にある「すべて」をクリックし、「メンション」を選択すると、いいねやリポスト(リツイート)、投稿(ツイート)などを確認可能です。
リプライに返信する
メンションから返信したい投稿(ツイート)を選択します。
右部分の青い左向きの矢印マーク「返信ボタン」をクリックして、返信する投稿(ツイート)を作成しましょう。通常のリプライと同様に140文字以内でリプライを送れます。
返信したい投稿(ツイート)の入力完了後、「投稿(ツイート)」をクリックすると返信完了です。
ソーシャルリスニングで得られた情報に対するアクション
上記のように、ソーシャルリスニングにはさまざまな手法と行動の選択肢がありますが、これらの情報をうまく活用できなければ売上向上に繋げることが難しくなってしまいます。
X(Twitter)のソーシャルリスニングにはさまざまな手法がありますが、得られた情報に対してどのようなアクションを取るべきでしょうか?
ここからは、ソーシャルリスニングで効果的なアクションについて紹介します。
キーワードモニターで収集した投稿(ツイート)やアカウントに対するアクション
アカウントに対していいねやリプライ、返信などの反応や、自社に関する投稿(ツイート)に対しては、積極的にリプライやリポスト(リツイート)、引用リポスト(リツイート)、いいねなどを行いましょう。
リプライや引用リポスト(リツイート)に積極的に返信をすることで、コミュニケーションの促進につながります。またユーザーごとに内容を変えると、親近感を持たせられるでしょう。
ただし、リプライの内容がユーザーに対して有益であったり、フォロワーに対してメリットとなる場合には「引用RT」を行うのがおすすめです。
引用リポスト(リツイート)を行うことで、自社アカウントのフォロワーが目にする機会を増やせるため、自社商品やサービスを自然にアピールできるでしょう。
得られたインサイト(UGC)を源にした、自社製品への改善など
X(Twitter)を使ったソーシャルリスニングは、アンケートなどによる調査に比べてスピーディーにインサイトを収集できるのがメリットです。
ユーザーによる口コミや評判、自社製品の紹介などのUGC(=ユーザー生成コンテンツ)を収集し、自社商品やサービスの改善につなげることもできます。
UGCを使ってどのように自社製品の改善につなげ、課題を洗い出すことでエンゲージメントを向上するための施策を検討することが重要です。
まとめ
今回は、SocialDogの便利な機能を使ったソーシャルリスニング方法と、効果的なアクションについて解説しました。キーワードモニターを使うことで、自社に関する投稿(ツイート)の収集やアクションを効率的に行えるのがメリットです。
自社の情報について収集し、積極的にアクションをすることで、コミュニケーションの促進や接触回数が増えることにより親近感を与えられるでしょう。
またUGCを源にしたプロダクト改善にも大いに役立つため、X(Twitter)におけるソーシャルリスニングを実施したいと考えている方は、ぜひキーワードモニターをご活用ください。