分析

第5回 X(Twitter)の分析ツールとは?ツールを用いた分析のポイントを解説

X(Twitter)には元からダッシュボード機能として各投稿(ツイート)のエンゲージメントやインプレッションなどを見ることができる機能がありますが、その数値を包括的かつ、総合的に分析するには自社でシートを作り毎日のデータを反映させ分析業務を行う必要があります。

日々新しい情報が更新され、トレンドが早く移り変わっていくSNS市場では、自社の数値はもちろん競合アカウントの伸びや市場の流行りや効果の高い施策を常に工夫を凝らす必要があります。

そこでおすすめなのがX(Twitter)分析ツールを活用することです。

この記事では、X(Twitter)分析ツールで確認すべきポイントや発生した現象に対して分析するべき項目をご紹介します。効率的かつストレスフリーな分析業務を行うためにも、企業のX(Twitter)運用担当者の方はぜひご参考ください。

ツールを用いた分析について

X(Twitter)アナリティクスでは、インプレッション数やエンゲージメント数、フォロワーの増減などをはじめとした、各種データを確認できます。画面を開くと、デフォルトで過去28日間のデータが表示されていますが、画面右上にあるカレンダーの画面から期間を自由に変更することができます。

一方で、X(Twitter)アナリティクスはグラフィカルでないため直感的な操作が難しく、データがやや分かりづらいというデメリットもあります。

そんなときに便利なのが、Socialdogをはじめとする「X(Twitter)分析ツール」です。

X(Twitter)分析ツールを使ってデータを把握することで、自社のX(Twitter)アカウントの現状を正確に把握できます。

成功している部分と上手くいっていない部分も明らかになり、課題に対する解決策が導きやすくなるでしょう。

X(Twitter)分析ツールでは、下記の項目をより詳細に把握できます。

  • 投稿(ツイート)へのインプレッションやエンゲージメント数
  • フォロワー数の推移や属性
  • フォロワーの継続率
  • ユーザーからの反応が良い時間帯
  • 競合他社の分析
  • 現在のトレンドや市場ニーズ など

ツールによってできることは変わりますが、上記の他にも予約投稿やハッシュタグ検索などさまざまな機能を活用できます。

また、自社アカウントだけでなく競合アカウントを複数件ベンチマークして、競合他社を分析できるのも強みです。

どのようにツールを使うのか

具体的に、X(Twitter)分析ツールはどのように使うのが効果的なのでしょうか。

とくに注目して確認すべきポイントは下記の2つ。

  • フォロワーが増加した(減少した)日の投稿を確認する
  • インプレッションの増加した日の投稿を確認する

ここでは、X(Twitter)分析ツール「Socialdog」をもとに解説していきます。

フォロワーが増加した(減少した)日の投稿を確認する

Socialdogのダッシュボードでは、指定した期間内のフォロワーの増減を一覧で確認できます。

たとえば、直近1ヶ月における新規のフォロワーや解除されたフォロワー数をチェックしたり、フォロワーが増えた日・減った日の投稿(ツイート)などを詳細にチェック可能です。

実際に、フォロワーが増加した日または減少した日の投稿を確認してみましょう。

「この日はフォロワーが10人減った」という日があれば投稿(ツイート)を確認し、原因を探ったり仮説立てするのに役立ちます。

また、Socialdogではフォロワーのフォロー継続率を確認することもできます。

フォロー継続率が低い場合は、投稿(ツイート)内容や施策が自社のターゲットと乖離している可能性が考えられるでしょう。

インプレッションの増加した日の投稿を確認する

自社アカウントが投稿(ツイート)した内容に対するインプレッション数や、エンゲージメント数を詳細に確認することもできます。

インプレッションが増加した日の投稿を確認することで、どんな投稿(ツイート)の反応が良いかを分析できるでしょう。

画像や動画付きの投稿(ツイート)に反応が多かった場合は、「メディアコンテンツを増やそう」など、今後の運用に活かしやすくなります。

また、Socialdogでは時間帯別投稿(ツイート)、時間帯別いいねなどを確認する機能も用意されています。

たとえば、「どの時間帯にいいねが多いのか」を確認することによって、投稿(ツイート)するのに最適な時間帯を把握することができるでしょう。

複数回観測して共通項を探し出し、運用へ活用する

X(Twitter)分析でフォロワーの推移やインプレッションの増減、エンゲージメント率などの細かなデータを確認することで、運用の改善に活かせます。

まずは、下記の現象を複数回観測して共通項を探し出し、運用へと活用しましょう。

  • フォロワーが増加した(減少した)日の投稿を確認する
  • インプレッションの増加した日の投稿を確認する

分析をもとに洗い出した課題を解決したり、より良い施策を取り入れたりすると、アカウントの成長につながります。

ツールを活用して分析するだけでなく、結果を踏まえて積極的に投稿(ツイート)内容やアカウント運用方法を改善していくことが大切です。

このとき大切なのは「なぜ」パフォーマンスが良かったか、悪かったかをしっかりと把握することです。

また、一度ユーザーからの反応が良かったからといって、投稿方法を繰り返し続けるのは避けましょう。

反響が大きかった投稿方法は、少しずつ条件を変えて試し、それでもパフォーマンスが高い場合に活用していくのがおすすめです。

効果的なX(Twitter)分析を行うには、運用改善に活かせるような分析ツールの選定が必須と言えるでしょう。

まとめ

今回は、ツールを使った分析の重要性やどのようにツールを使うかについて解説しました。

簡単なデータを閲覧するだけならX(Twitter)アナリティクスでも十分活用できるものの、より細かな分析を行うなら専用ツールを導入するのがおすすめです。

フォロワーの推移やインプレッション数などを細かく分析し、改善策の実行を繰り返して目標達成へとつなげましょう。

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