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キャンペーンをしたい
投稿日2023.07.24
更新日2025.04.22
X(Twitter)キャンペーンの種類と活用術!3つの手法とメリット・注意点を解説

X(Twitter)の拡散性を利用した企業のアカウントや企業の商品やサービスの認知拡大を図る方法のひとつに「X(Twitter)キャンペーン」があります。X(Twitter)キャンペーンとは、一般的にユーザーに対して企業の情報収集や認知拡大を行うためにユーザーになんらかのベネフィットを与え、フォロー&リポスト(リツイート)やいいねの行動を喚起する施策です。
X(Twitter)のキャンペーンは、ユーザーに直接的なメリットを提供できるため、短期間で認知度を大きく高める効果が期待できます。さらに、多くのユーザーからの反応が得られるだけでなく、企業のブランディング強化につながる事例もあります。
本記事では、X(Twitter)キャンペーンの種類や活用方法をわかりやすく解説します。SNSを活用して認知拡大やユーザーからの反応を獲得したいとお考えの担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
X(Twitter)キャンペーンとは?なぜ実施するのか
X(Twitter)キャンペーンとは、企業アカウントがX(Twitter)上で実施するプレゼントキャンペーンのことで、X(Twitter)のもつ拡散性の高さや情報伝達スピードの速さを活用しています。
気軽に参加できて、プレゼントをもらえる可能性が高いX(Twitter)キャンペーンは、X(Twitter)利用目的のひとつにも挙げられるほど認知が広がっています。

引用:[Twitterの企業アカウントに関する調査|株式会社ネオマーケティング]
実際に、株式会社ネオマーケティングの調査によると、X(Twitter)ユーザーの40.5%が「キャンペーンなどに参加するために利用している」と回答しています。
従来のキャンペーンでは、専用フォームの入力や個人情報の提出といった手間が参加のハードルとなり、応募者数の伸び悩みに繋がるケースがありました。しかし、X(Twitter)キャンペーンでは、アカウントを持っているユーザーであれば誰でも気軽に参加できる仕組みが整っているため、参加率が高く、多くの反応が期待できます。
また、X(Twitter)キャンペーンの多くは、プレゼント企画や特典の抽選など、ユーザーに明確なベネフィットを提示することが前提となっており、オーガニック投稿と比較して高いエンゲージメントが得られるのも特徴です。
そのため、知名度の低い新サービスや新商品の場合でも、SNSキャンペーンを活用することで短期間で効果的に認知拡大を図ることが可能です。
ここからは、X(Twitter)キャンペーンを実施することで得られる具体的なメリットについて詳しく解説していきます。自社のSNS戦略と照らし合わせながら、導入の参考にしてみてください。
X(Twitter)キャンペーン実施のメリット|認知の拡大と継続的な運用の手助けになる
X(Twitter)キャンペーンを実施するメリットは下記の3つです。
- フォロワーの増加
- 自社アカウントの認知の拡大
- 話題性の創出
X(Twitter)キャンペーンの多くは参加者にフォローやリポスト(リツイート)を促します。キャンペーンを実施するとフォロワーの増加はもちろん、認知拡大が期待でき、話題性を創出したことで、日常生活での商品の認知が高まります。
X(Twitter)キャンペーンは実施後にも継続的に運用がしやすいというメリットもあります。X(Twitter)キャンペーンの参加者の66.1%はキャンペーン終了後も継続的にアカウントをフォローしているという結果が出ています。

引用:[Twitterの企業アカウントに関する調査|株式会社ネオマーケティング]
キャンペーンによるアカウントの認知拡大後は、継続的なアカウント運用を通して商品購入の動線を作り、利用率や購入率を上げることも可能です。
フォロワー獲得後もフォロワーを維持しながら運営するには、アカウント運用に関する基盤をあらかじめ固めておく必要があります。
X(Twitter)キャンペーンの種類
X(Twitter)キャンペーンには以下のような種類があります。
- フォロー&リポスト
- インスタントウィン
- ハッシュタグキャンペーン
キャンペーンごとの特徴や強み、注意点について見ていきましょう。
フォロー&リポストキャンペーン|後日来るDMが楽しみになる
キャンペーン参加条件にフォローとリポストを指定する方法です。X(Twitter)キャンペーンの中で最も一般的な形式で、企業の認知拡大を目的に効果的です。
フォロー&リポストのメリットは、LPなどの別設置が必要ないため企業が継続的に実施しやすい点と参加者が気軽に参加できる点です。一方でリポスト(リツイート)によって参加者の投稿を促すため、通常アカウント(一般ユーザー)の参加率が下がり、懸賞参加用に作られたアカウントの利用が増えるデメリットもあります。
インスタントウィン|すぐにリプライが返ってくる気軽さ
インスタントウィンとは、指定された投稿のリポスト(リツイート)をするだけですぐにリプライやURLによって当選結果が分かるキャンペーンです。
インスタントウィンのメリットは、結果が分かるため応募数が高くなりやすい点と毎日実施することで応募率を伸ばせる点です。一方で投稿数の制限などにより、認証アカウントやポスト制限解除アカウントでないと実施が難しいというデメリットもあります。
ハッシュタグキャンペーン|投稿の話題性を集める
ハッシュタグキャンペーンとは企業が指定したハッシュタグをつけて投稿することで応募に参加できるキャンペーンです。
企業の新商品やサービスに関するハッシュタグを指定することで、指定したハッシュタグが拡散し認知向上を期待できます。さらに、口コミ投稿を条件にすればUGCの獲得ができ、企業の売上アップにも貢献する可能性があります。
一方でハッシュタグの内容に注意しなければ、間違ったハッシュタグが拡散される場合も。特定のハッシュタグが含まれた投稿内容のテンプレートを用意するなど対策が必要で、準備に時間がかかるデメリットがあります。
キャンペーン実施の上で注意すること
X(Twitter)キャンペーンを実施する場合は、X(Twitter)の提示するガイドラインに従いましょう。ガイドラインを遵守していなければ、アカウントが一時的にロックされたり、永久凍結されたりする可能性があります。
X(Twitter)の提唱するガイドラインの内容は主に下記のとおりです。
- 複数アカウントを作成させない
- 繰り返し同じ投稿(ツイート)をさせない
- すべての応募を確認できるように、主催者の@ユーザー名を含めて投稿(ツイート)してもらう
- キャンペーンに関連する話題を盛り込むように推奨する
- X(Twitter)ルールに準拠する
まとめ
今回は、X(Twitter)を活用した企業アカウントの運用方法としてX(Twitter)キャンペーンについて紹介しました。
キャンペーンには複数の種類があり、目的によって使い分ける必要があります。話題性を出すための準備や、キャンペーンによって獲得したフォロワーを維持するためにキャンペーン後の動きについても検討することが大切です。