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【X(Twitter)運用ガイド④】運用ルールを決める
前回の「KPI(定量目標)を立てる」に続き、今回は「運用ルールを決める」について解説します。X(Twitter)の運用ルールはアカウントを効果的に管理し、成果を向上させるために不可欠です。投稿頻度、投稿作成フロー、コミュニケーション方針を統一することで、運用の一貫性と効率が高まり、成果を最大化できます。 また、SocialDogを活用したデータ分析とキャンペーンの実施により、目的に沿った成果を出すことができます。本記事では、具体的な事例を交えながら、目的に合った運用ルールの決め方について解説していきます。 運用ルールの5つの要素 運用ルールにおける5つの要素を解説します。ここでは、一般的に効果のある運用例を提示します。目標達成に必要な基本的な運用ルールをドキュメント化し、社内で共通の運用ルールを決めましょう。 1. 投稿頻度 2. 投稿作成フロー 3. コミュニケーション方針 4. 運用成果の測定 5. キャンペーン実施方針 目的に応じた運用ルール〜事例紹介〜 これまでに説明した「運用ルールの5つの要素」を踏まえ、事例を交えて解説します。 「【X(Twitter)運用ガイド②】X(Twitter)の運用方針を決める」も合わせて参考にし、自社の運用ルールを作成しましょう。 また、X(Twitter)において成果を出すには毎日の成果測定が必要不可欠です。SNS運用担当者は運用成果を毎日確認するようにしましょう。 1. 自社やサービスの認知拡大 事例:Tabio 靴下屋 Tabioの事例では、認知拡大を目指して1日3回以上の投稿を行い、画像を効果的に活用したビジュアル訴求を実施しています。自社関連の投稿をリポスト(リツイート)しながらも、返信は基本的に行わない運用方針を採用。同社へのインタビューによると、SocialDogで毎日成果を測定しているとのことです。 2. 顧客とのコミュニケーション強化 事例:わかさ生活 広報部 わかさ生活の事例では、1日5回以上の投稿を目安に、画像や動画活用したビジュアル重視の投稿を行い、自社関連の投稿には積極的にいいねやリポスト(リツイート)、返信を行い、顧客とのコミュニケーションを強化しています。 3. ブランドイメージの向上 事例:富士通株式会社(Fujitsu Limited)公式 富士通の事例では、1日1〜2回を目安に、主に11〜12時に自社の取り組みを記事リンク付きで発信し、ブランドイメージを強化しています。 顧客対応は行わず、発信内容の品質と一貫性を重視します。キャンペーンは実施せず、ブランディングに特化した情報提供に注力します。 4. フィードバック収集 事例:森田アルミ工業株式会社【公式】 森田アルミ工業の事例では、新製品発売やイベント開催時に、画像と製品リンクを効果的に活用してビジュアル訴求を行っています。また、自社関連の投稿をリポスト(リツイート)し、顧客サポートが必要な際は迅速に対応しています。フォロー&リポストキャンペーンを通じて、製品の認知拡大とユーザーからのフィードバック収集に取り組んでいます。 まとめ 本記事では、運用ルールの重要な5つの要素と具体的な事例をご紹介してきました。これらの事例を参考に、自社の特性に合った運用ルールを決定しましょう。 X(Twitter)の運用ルールを明確にすることで、一貫性のある効率的な運用が可能となり、成果を最大化できます。SocialDogのデータ分析機能とキャンペーン機能を活用することで、効率的に目標を達成しましょう。 次回の「X(Twitter)運用ガイド」では、運用ルール決定後の次のステップ「X(Twitter)運用を開始する」について解説します。
2025.03.24
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【X(Twitter)運用ガイド③】KPI(定量目標)を立てる
前回の「運用方針を決める」に続き、今回は「KPI(定量目標)を立てる」について解説します。 X(Twitter)の運用ではKPI(定量目標)を設定することで、効果的な改善が可能になり、数値に基づいて課題を特定し、迅速な対策が取れるようになります。本記事では、KPIの主な指標や目的に応じたKPI設定の方法についてわかりやすく解説します。 主なKPI指標 X(Twitter)の主なKPI指標について、それぞれの定義や重要性を説明します。これらの指標を理解することで、効果的なKPIの設定が可能になります。 1. インプレッション数 2. エンゲージメント数 3. リンククリック数 4. フォロワー数 5. 口コミ数 目的に応じたKPI設定 ここからは、運用目的ごとの適切なKPI設定について詳しくご紹介します。それぞれの目的に応じて、どのような指標を重視すべきか、また、その指標をどのように活用していくべきかを解説していきます。 1. 自社やサービスの認知拡大 KPI候補 インプレッション数が増加すると、クリック数も比例して増加する傾向があるため、認知拡大においてはインプレッション数が非常に重要な指標と言えます。これらの指標から、目的に合わせて一つまたは複数を選んでKPIとして設定します。 SocialDogで「インプレッション数」を確認する方法 インプレッション数の増減要因 2. 顧客とのコミュニケーション強化 KPI候補 エンゲージメント数が増加すると、クリック数も比例して増加する傾向があるため、顧客とのコミュニケーション強化においてはエンゲージメント数が非常に重要な指標と言えます。これらの指標から、目的に合わせて一つまたは複数を選んでKPIとして設定します。 SocialDogで「エンゲージメント数」を確認する方法 エンゲージメント数の増減要因 3. ブランドイメージの向上 KPI設定は上記の「2. 顧客とのコミュニケーション強化」と同様になります。 エンゲージメント数を軸として、どれだけ企業への反応や関心があったかをKPIとして設定します。 4. フィードバック収集 KPI候補 フィードバック収集を行う場合、これらの指標のいずれか、または両方をKPIとして設定します。 SocialDogで口コミや自社に関連する投稿を見つける キーワードモニターを設定する キーワードモニターで投稿を取得する 実際にKPIを設定する KPIの具体的な数値を設定する方法には主に2つのアプローチがあります。一般的には、自社アカウントの過去データを基にKPIを設定する方法がよく使われます。過去データがない場合は自社アカウントを運用して実績を確認するか、他社を参考にしつつKPIを設定します。 KPIを設定する2つの方法 ベンチマーク機能で競合アカウントを分析する 成長しているアカウントの投稿数や頻度を参考にすることは非常に重要です。KPIを設定したら、競合アカウントや参考とするアカウントを分析しましょう。 SocialDogの「ベンチマーク」では、連携している自分のアカウントと、ベンチマークしたいアカウントの以下の数値を比較することができます。 ベンチマークアカウントを設定する ベンチマークでは、他のアカウントのデータを確認し、競合調査や数値比較を効率的に実施できます。 「ベンチマークアカウントとの比較」表で見たいベンチマークアカウントを選択すると、そのアカウントとの比較データのみを確認することができます。 まとめ X(Twitter)運用におけるKPIの設定方法について解説しました。 KPIを設定することで、目的に沿った運用の測定や課題の発見を効果的に行えます。目的に応じた適切なKPIを設定し、過去データや他社アカウントを参考にしながら、具体的な数値目標を決めていきましょう。 SocialDogを活用すれば、各指標の可視化と分析が簡単に行えます。設定したKPIを基に継続的な改善を重ね、効果的なアカウント運用を実現しましょう。 次回の「X(Twitter)運用ガイド」では、KPI(定量目標)設定後の次のステップとなる「X(Twitter)の運用ルールを決める」について解説します。
2025.03.24
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投稿を分析する方法〜基礎編〜
SNS運用で最も重要とされる”投稿の分析”について、SocialDogの機能と共に解説します。 投稿を分析することは、効果的な投稿を見つける作業です。本記事では投稿分析の基礎編として、SNS運用の重要指標であるインプレッションとエンゲージメントの分析方法を主に説明します。 ※インプレッション:投稿がユーザーに表示された回数 ※エンゲージメント:投稿に対するユーザーの反応やアクション(いいね、リポスト(リツイート)、返信など) 1. 投稿ごとのインプレッションやエンゲージメントを分析 上記の3ステップで投稿のインプレッションやエンゲージメントを確認できる状況になりました。ここから、効果のあった投稿を見つける方法を解説します。 このように、効果のあった投稿を一覧で確認することができます。 例えば、投稿Aで3,000インプレッション、投稿Bで2,500インプレッションなら、投稿Aのコンテンツや見せ方がユーザーに刺さっていると考えられます。 効果のあった投稿は、今後似たような内容を投稿した場合にも高い効果が期待できる(再現性がある)ので、その特徴を分析して「パターン化して定期的に投稿」します。並行して、様々な投稿を試し、パターン化した投稿を増やしていくことで、インプレッションやエンゲージメントの高い投稿を継続的に作成することができます。 投稿分析の2ステップ この2ステップを繰り返すことで、SNSアカウントの効果的な投稿レパートリーを増やしていきましょう。 データはCSVファイルでダウンロードできるため、独自の分析やほかのデータとの統合も容易に行えます。 2. 投稿の参考例 インプレッションやエンゲージメントの高い投稿には再現性があります。以下の投稿例を参考に、効果的な投稿を作成しましょう。 SNSアカウントのフォロワー層によって、効果的な投稿は異なります。伸びているアカウントの投稿を参考にしながら、さまざまな投稿スタイルに挑戦しましょう。 3. 分析する リンクやプロフィールのクリック数を確認 「投稿パフォーマンス」では、インプレッションやエンゲージメントのほかに、様々な項目をグラフ化することができます。 指定した2つの項目をグラフ化できるため、柔軟な分析が可能です。 インプレッションやエンゲージメントの他に、X(Twitter)のアルゴリズムから評価の高い項目を以下に提示します。 SNS運用の際、多くのアカウントがこれらの項目をKPIや指標として活用しています。SNSアカウントの目的に合わせて、適切な項目を選んで計測しましょう。 ※X(Twitter)のアルゴリズムは定期的に変更されるため、以下の内容は、記事執筆時点でSocialDogに蓄積された情報に基づいています。この点をご理解いただいた上で、内容をご確認ください。 ※アルゴリズム:ユーザーのタイムラインに表示される投稿を選定し、関連性の高いコンテンツを優先的に見せるための仕組み。 投稿内容で、分析したい項目を数の多い順に並べ替えることができます。これにより、各項目における効果的な投稿をひと目で確認できるようになります。 特に、詳細クリック、ユーザープロフィールクリック、ユーザーフォローはアルゴリズムに高く評価されるため、これらをKPI数値に含めることを推奨します。 これらの数値がアルゴリズムに評価されると、おすすめのタイムラインに表示されやすくなり、大幅な認知拡大が期待できます。そのため、上記の数値も積極的に分析しましょう。 投稿ごとの詳細な分析をする 「投稿パフォーマンス」の投稿内容に表示される投稿をクリックすると、該当する投稿の詳細を確認することができます。 投稿後のインプレッションやエンゲージメントを1時間単位で確認できるため、初速分析などが行えます。 投稿詳細ページの画面右上にある「実数 / インプレッション」をクリックすると、各数値をインプレッション数で割った値(エンゲージメント率)をグラフで確認できます。 分析する日付範囲を変更したり、時間ごと・日ごと・週ごと・月ごとの数値を確認したりできます。 投稿詳細ページの下部の表で、時間ごと・日ごと・週ごと・月ごとのインプレッションやエンゲージメントを数値で確認できるほか、CSVファイルでデータをダウンロードできます。 投稿詳細では、エンゲージメントの詳細(返信、リポスト(リツイート)、いいねなど)や、メディアビュー、URLクリック、詳細クリックなどの数値とグラフを確認できます。 この機能により、インプレッションやエンゲージメント全体だけでなく、個々のアクションの効果も分析することが可能です。 まとめ 投稿を分析することは、効果的な投稿を見つける作業です。投稿分析の基本を3つのステップでまとめます。 投稿の分析は、SNSアカウントの成長において最も重要な要素とされています。 SocialDogを活用し、定期的な分析とデータに基づく投稿の改善を繰り返すことで、効果的な投稿のレパートリーを増やしましょう。 「投稿を分析する方法〜投稿タイミング・レポーティング編〜」と「投稿を分析する方法〜メディア・ハッシュタグ編〜」も併せて参考にし、アカウントの成長につなげていきましょう。
2025.03.21
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X(Twitter)のフォロー戦略を解説!フォローすべきアカウントの選び方
X(Twitter)は、企業にとってブランド認知拡大、顧客エンゲージメントの向上、競合分析など、さまざまなビジネス目標を達成するための強力なSNSプラットフォームです。 適切なフォロー戦略を展開することで、ビジネスの目標達成を効果的にサポートすることができます。 本記事では、企業が X(Twitter)上でフォローすべきアカウントの種類と、効果的なフォロー戦略の展開について、SocialDogの機能を交えてご紹介します。 ※ご契約のプランによっては、一部の機能がご利用いただけない場合がございます。 1. 目的の明確化 X(Twitter)でのフォロー戦略を成功させるためには、最初に明確な目的を設定することが重要です。ここでは、一般的な目的とそれに沿ったフォロー対象を紹介します。 2. フォローすべきアカウントの種類 フォローする際は、目的に合ったアカウントを慎重に選択することが重要です。ここでは、フォローすべきアカウントの種類とそれぞれの効果について詳しくご紹介します。 SocialDogの「キーワードモニター」でフォローするアカウントを見つける 「製品名」「サービス名」「企業名」などを指定し、フォローするアカウントを見つけましょう。キーワードモニターを利用すると、特定のキーワードを含む投稿を取得し、関心の高いアカウントを簡単に見つけることができます。 キーワードモニターを設定する キーワードモニターで投稿を取得する 関心の高いアカウントをフォロー キーワードモニターで投稿取得した画面から、関心の高いユーザーを簡単にフォローすることができます。 3. エンゲージメントの促進 フォローだけでなく、積極的に他のアクションを取ることで、フォロワーとの関係をより強くすることが重要です。 4. アクティブなアカウントをフォロー フォローする際は、アクティブなアカウントを選びましょう。更新されないアカウントをフォローしても、ビジネスに有用な情報を得られません。さらに、FF比(フォロー・フォロワー比率)を下げる原因にもなります。 FF比は「フォロワー数÷フォロー数」で算出が可能で、FF比が大きいアカウントほど知名度が高く、他のユーザーへの影響力があると言えます。FF比を上げることでアルゴリズムからも評価されやすく、フォローされる確率が高まるため、定期的にフォローアカウントを見直しましょう。 SocialDogの「フォロワー」機能から非アクティブアカウントを見つけましょう SocialDogでの「非アクティブ」とは、一定期間投稿していないユーザーのことを指します。フォロワーの「非アクティブ」項目から、自分がフォローしている非アクティブアカウントを確認し、必要に応じてフォロー解除を行い、最適なFF比を維持しましょう。 まとめ 企業が X(Twitter)で効果的なフォロー戦略を展開するためには、ブランドの目的と一致するアカウントを選定し、定期的に見直すことが重要です。 自らアクションを起こし、フォロワーとの関係を深めることで、より大きな成果を得られます。これらのポイントを踏まえ、SocialDogを活用して効率的にフォローすべきアカウントを見つけ、X(Twitter)でのフォロー戦略を成功へと導きましょう。
2025.03.17