はじめに
SNS運用は奥が深く、しっかり運用しようとするとさまざまな視点から粒度の高い理解が必要となります。ここではまず、SNS運用の基本や重要性を確認していきましょう!
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はじめに
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X(Twitter)運用で重要なKGI・KPIとは?設定に向けた手順を解説
X(Twitter)運用を行う上で、KGI(重要目標達成指標)とKPI(重要業績評価指標)を明確に設定することは欠かせません。 SNS運用は企業ごとに目的や活用方法が異なりますが、運用には必ず工数が発生します。目的が曖昧なままでは、投稿作成・分析などにかけた時間やコストが無駄になってしまうリスクもあります。 本記事では、自社のX(Twitter)運用における目的に沿ったKGI・KPIの設計方法と、その設定事例を詳しく解説します。 KGI・KPIとは? KGIとKPIは、X(Twitter)運用に限らず、あらゆるビジネス活動の目標設計・進捗管理における基本的なフレームワークです。まずは、それぞれの定義と役割を確認しましょう。 KGI(重要目標達成指標)とは? KGIとは、最終的に到達すべき成果目標を示す指標です。X(Twitter)運用におけるKGIの例には、以下のようなものがあります。 KGIを曖昧なままにすると、方向性を見失い、日々の運用が単なる“投稿の積み上げ”になりがちです。具体的な数値目標としてKGIを設定することが重要です。 たとえば、「認知拡大」をKGIにする場合も、以下のように具体化しましょう。 KPI(重要業績評価指標)とは? KPIは、KGIを達成するための中間的なプロセス指標です。行動に落とし込むことができる具体的な数値として設計します。 例:KGI「X(Twitter)経由での売上100万円を達成」の場合▼ KPIの例 KPIは単体で追いかけるものではなく、必ずKGIと紐づけて設計することが成功の鍵です。 KGI・KPIをどう設計するか? 1. 運用目的を明確にする まずは、自社がなぜX(Twitter)を運用するのか、その「目的」を明確に言語化しましょう。 よくある失敗例として、「X(Twitter)をやること自体」が目的になってしまうケースがあります。これではKPIの設定も曖昧になり、効果検証ができません。 たとえば、以下のように目的と背景を整理します。 このように運用の理由が明確になると、KGI・KPIの設計も具体的かつ効果的になります。 「【X(Twitter)運用ガイド①】運用目的を決める」で詳しく解説しています。 2. KGIを設定する 次に、明確にした目的に対して最終ゴールとなるKGIを数値で設定します。 KGIの例 KGIは理想や希望ではなく、達成可能かつインパクトのある成果目標として設計しましょう。 3. KPIを設計する 設定したKGIを分解し、KPIとして実行可能なプロセス指標を設定していきます。 KGI「X(Twitter)経由売上100万円を達成」の場合のKPI例 KPI項目 数値目標 ECサイト遷移率 月5%以上 投稿クリック率 3%以上 商品紹介投稿数 月8本以上 キャンペーン実施数 四半期ごとに1回以上 KPIが明確になれば、どんなコンテンツをどれくらい作ればよいか、どのように改善すべきかが見えてきます。 「【X(Twitter)運用ガイド③】KPI(定量目標)を立てる」で詳しく解説しています。 定期的な分析とKPIの見直し KGI・KPIを設定して終わりではありません。実際の運用データに基づいて定期的に効果検証と指標の見直しを行うことが不可欠です。 事業フェーズや施策の進行状況に応じて、KPIも柔軟に変化させることが重要です。ただし頻繁に変更しすぎると効果測定が困難になるため、振り返りと見直しのタイミングをルール化するのがおすすめです。 まとめ X(Twitter)運用を成功させるには、目的に紐づいたKGIとKPIの設定が土台となります。 このようなサイクルを確立することで、X(Twitter)運用が成果につながるマーケティング施策へと昇華していきます。
2023.07.24
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【2025年最新版】X(Twitter)のアルゴリズムとは?評価されやすい投稿と運用のコツを解説
SNSには、投稿を「誰に」「どれくらいの頻度で」表示させるかを決める仕組みが存在します。この仕組みを一般的にアルゴリズムと呼び、X(Twitter)においても非常に重要な役割を果たしています。 特にX(Twitter)では、アルゴリズムを理解し、運用に活かすことでバズを生み出したり、フォロワー数を効率的に増やすことが可能になります。逆に、アルゴリズムをまったく意識せずに運用していると、コンテンツの質に関係なく埋もれてしまうリスクもあります。 本記事では、X(Twitter)のアルゴリズムの概要と、アルゴリズムに好まれやすい投稿・運用のポイントについて最新の情報をもとに解説します。 X(Twitter)のアルゴリズムとは? X(Twitter)のアルゴリズムとは、投稿(ポスト)を表示させる順番や対象ユーザーを決定する仕組みやルールの集合体です。 リリース初期は「時系列表示」が中心でしたが、現在は「おすすめタイムライン」を中心に、ユーザーの興味関心や関係性をもとに投稿が優先表示される仕組みに進化しています。 おすすめタイムラインで重視される主な要素 これらを総合的に判断し、「この投稿は興味を持ってもらえる可能性が高い」と評価されたコンテンツほど多くのユーザーにリーチされる構造になっています。 なぜアルゴリズムが存在するのか? X社の主な収益源は広告であり、ユーザーが長時間滞在し、多くの投稿や広告に接触することでプラットフォームの価値が上がります。 そのため、ユーザーが興味を持つ投稿を優先的に表示し、タイムラインの質と滞在時間を最大化する必要があります。アルゴリズムはこの目的を実現するために重要であると言えます。 アルゴリズムに評価されやすい投稿の特徴(2025年最新版) トレンドに乗ったタイムリーな投稿 X(Twitter)はリアルタイム性の高いSNSです。今話題のトピックに素早く反応する投稿はアルゴリズムに高評価されやすく、表示優先度も上がります。 活用ポイント メディア(画像・動画・GIF)付きの投稿 テキストだけの投稿よりも、視覚的に目を引く画像・動画付きの投稿のほうが、タイムラインで注目されやすくなります。2025年現在もこの傾向は強まっています。 活用ポイント 「投稿を分析する方法〜メディア・ハッシュタグ編〜」で詳しく解説しています。 投稿の頻度とタイミング X(Twitter)の投稿は流れが早く、すぐに埋もれてしまいます。そのため、継続的な発信と時間帯の最適化が非常に重要です。 おすすめの時間帯(2025年版) 「投稿を分析する方法〜投稿タイミング・レポーティング編〜」で詳しく解説しています。 ※ターゲット層によって最適時間帯は異なるため、SocialDogでの分析を推奨。 エンゲージメントを促すコミュニケーション X(Twitter)のアルゴリズムは「双方向性の高いアカウント」を高評価します。自社から発信するだけでなく、他の投稿への反応(いいね・リプ・引用リポスト)を行うことで、関係性の深さが強化され、投稿の表示優先度が上がるのです。 運用ポイント 外部リンクの貼りすぎに注意 外部リンクはアルゴリズム的にリーチを制限されやすい傾向があります。特に、毎投稿にリンクを添える運用は注意が必要です。 改善策 アルゴリズムを活かすX(Twitter)運用のコツまとめ 運用ポイント 解説 トレンド活用 今話題の内容に素早く反応する メディア活用 視覚的なコンテンツで印象に残る タイミング戦略 ユーザーがアクティブな時間を狙う 双方向の交流 エンゲージメントと関係性を高める 外部リンク注意 投稿完結型のコンテンツを意識する まとめ X(Twitter)のアルゴリズムは日々進化しており、ユーザーにとって「価値のあるコンテンツ」を届けるアカウントが評価されやすい傾向にあります。 アルゴリズムを理解し、自社アカウントの運用に取り入れることで、少ない工数で最大限のリーチやフォロワー獲得が可能になります。 2025年も、トレンド感・メディア活用・交流重視の姿勢を持って、効率的なX(Twitter)運用を進めていきましょう。
2023.07.24
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X(Twitter)運用で覚えておきたい用語集|機能編・コミュニケーション編
X(Twitter)で使われている用語を覚えよう 投稿(ポスト)・リポスト(リツイート)・返信(リプライ)・FF外などX(Twitter)上ではさまざまな用語が飛び交っているものの、あまり聞き馴染みがない人も多いのではないでしょうか?X(Twitter)をビジネスに活用したり、ユーザーと積極的に交流を図る場合に覚えておくととても便利です。 この記事ではX(Twitter)運用で覚えておきたい言葉を機能・利用シーンに合わせてご紹介します。今さら聞けない基本的な機能からコミュニケーション上で使われる用語について、1つずつ覚えていきましょう。 X(Twitter)で使われる用語〜機能編〜 まずは、X(Twitter)で使われている基本的な機能に関する用語から見ていきましょう。 投稿(ポスト) 投稿(ポスト)とは、X(Twitter)に投稿されるテキスト・画像・動画などのことです。 1回の投稿で140文字まで投稿できます。「X(Twitter) プレミアム」と呼ばれる有料のサブスクリプションでは、1回の投稿で最大25,000文字まで投稿することが可能になりました。 フォロー 興味関心や好みが合うユーザーを「フォロー」すると、自分のタイムラインに表示されるようになります。 フォローには許可や承諾は必要なく、一方的にフォローすることができます。ただし、鍵付き(非公開)アカウントをフォローするときは、相手の承認が必要です。 自分のことをフォローしているユーザーは「フォロワー」、フォローされてフォローを返すことを「フォローバック」「フォロバ」と呼びます。 いいね いいねとは、X(Twitter)のハートマーク「いいね!」を押すことです。 いいねをすることで通知が届くので、コミュニケーションの1つになります。また、いいねした投稿は、まとめて確認することもできます。 RT(リポスト(リツイート)) RTは、X(Twitter)の拡散機能「リポスト(リツイート)」のこと。気に入った投稿を自分のタイムラインに流して、フォロワーと共有したいときなどに使います。 多くのユーザーにリポスト(リツイート)されるほど、投稿が拡散されます。この機能によってX(Twitter)は拡散力を高めています。 たまに「拡散希望」と書かれた投稿を目にすることもありますが、これは「リポスト(リツイート)して広めてほしい」という意図になります。 リプライ(返信) リプライとは、他の人の投稿に対して返信(コメント)をすることを指します。相手の投稿の下にある吹き出しマークを押すことで、リプライを送ることができます。 DM(ダイレクトメッセージ) DMは、ダイレクトメッセージを指します。特定のユーザーとクローズでチャットのやり取りができる機能です。 他のユーザーに見られたくない個人的なやり取りや、ビジネスに活用する場合にはダイレクトメッセージを送りましょう。 ミュート 見たくないアカウントや投稿をタイムラインから非表示にする機能です。アカウントを指定したり、特定のキーワードを含む投稿や、会話ごとにミュートを指定することができます。なお、ミュートしたことは相手に通知されません。 インプレッション(表示回数) インプレッションは、投稿がユーザーに表示された回数を指します。 ブックマーク ブックマークとは、投稿を後で見返すためなどに保存しておく機能を指します。 X(Twitter)で使われる用語〜コミュニケーション編〜 ここからは、X(Twitter)のコミュニケーション上でよく使われる用語を見ていきましょう。 バズる/バズ バズる、バズとは、X(Twitter)上で爆発的に拡散された状態のことです。英語の「Buzz」が語源となっており、ポジティブ・ネガティブにかかわらず、さまざまな話題に対して使われます。 炎上 炎上とは、SNS上での不適切な発言や表現を含む投稿に対して、誹謗中傷や批判的な意見が集中することです。 ブロック/ブロ解(ブロック解除) ブロックとはフォロー相手をブロックし、お互いのタイムラインを見れなくする機能を指します。ブロ解とは、自分のフォロワーをブロックした後、ブロックを解除することです。 一度ブロックをするとお互いのフォローが外れた状態になるので、フォロワーから外したい場合はブロ解をする必要があります。 FF内/FF外 FFとは、フォロー(Follow)、フォロワー(Follower)の頭文字からとった言葉です。 FF内は、お互いフォロー・フォロワーの関係にあること。反対にFF外はお互いフォロー・フォロワーの関係ではない状態のことです。 たまに「FF外から失礼します」といった文言を目にすることがありますが、FF外のユーザーに対してリプライを送るときに、マナーとして送るユーザーもいます。 まとめ 本記事では、X(Twitter)でよく使われる用語について解説しました。 X(Twitter)には、今回紹介した機能のほかにも、「ハッシュタグ」や「検索」などを活用して話題のトピックを簡単に見つけられる仕組みがあります。 何も知らない状態で始めるよりも、まずはいちユーザーとしてX(Twitter)を使いながら、ユーザーの心理を理解することから始めましょう。
2023.07.18
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目的に応じてSNSを使い分ける|5つのSNSの特徴と活用例を紹介
「社内で急にSNSの運用を任されたけど、そもそも自社に合うSNSってどれだろう?」そんな悩みを持つ方は少なくありません。 SNSは、それぞれ特性やユーザー層が異なるため、目的やターゲットに応じて適切なプラットフォームを選ぶ必要があります。 本記事では、SNS運用をはじめる前に押さえておきたい「SNSの選び方」と、主要SNS5つ(X(Twitter)・Instagram・LINE・TikTok・YouTube)の最新動向や活用例を解説します。 SNSは“目的ベース”で選ぶのが鉄則 SNSを選ぶとき、「流行っているから」「とりあえず全部やる」では成果が出にくく、運用が続きません。 まずは下記のように、目的から逆算してSNSを選定しましょう。 目的 向いているSNS ブランドの世界観を伝える Instagram / YouTube 情報をリアルタイムに拡散 X(Twitter) 若年層への認知拡大 TikTok / Instagram 既存顧客との関係強化 LINE 詳細な説明やノウハウ発信 YouTube / X(Twitter) たとえば、30〜50代がメインターゲットなのにTikTokに注力しても、成果は限定的になる可能性が高いです。 主要SNSの特徴と利用者層(2025年版) ※月間アクティブユーザー数は国内利用者数 X(Twitter) X(Twitter)は速報性の高い情報発信に適しており、企業アカウントではキャンペーン施策やユーザーとの日常的な接点づくりに活用されています。 Instagram Instagramは感性訴求に優れており、飲食・美容・アパレルなどビジュアルの力が大きい業種と相性が良いです。 LINE LINEは日常的な連絡手段として使われており、企業アカウント(LINE公式アカウント)では販促や顧客接点強化に効果的です。 TikTok Z世代の支持が厚いTikTokは、体験型・エンタメ性のあるプロダクトと相性抜群。近年は30代以上の利用も増加傾向です。 YouTube YouTubeは中長期的な資産コンテンツとして、商品紹介や導入ハウツーなどに最適です。 企業の活用事例(2025年時点) ✅ ローソン(X(Twitter)) ✅ ZOZOTOWN(LINE) まとめ|SNSは「目的・ターゲット・リソース」の3軸で選ぶ SNS運用で成果を出すには、次の3つの視点が欠かせません。 すべてのSNSを同時に始める必要はありません。まずはひとつに集中し、PDCAを回すところからはじめてみましょう。
2023.07.18