Twitter（ツイッター）で継続的に発信をしていても、なかなかフォロワーが増えない時期もあるかもしれません。そういったとき、ハッシュタグの分析をしてアカウントへの流入を増やしたいと考える方は多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、Twitterのハッシュタグ分析が重要である理由や、ハッシュタグの分析ができる2つの方法をご紹介します。さらに、ハッシュタグを使用して話題を集めた成功事例も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

Twitter（ツイッター）のハッシュタグ分析が重要な理由

Twitter（ツイッター）のハッシュタグは、多くのユーザーにツイートを届ける意味で非常に有益です。どのようなハッシュタグがよく見られているのか、拡散しやすいのかを分析することで、あなたの投稿を効率的に拡散しやすいハッシュタグを選べるようになります。

ツイートが多くのユーザーに届いてインプレッションが高まることで、新規のフォロワー獲得など、それぞれのアカウントが設定している成果に繋がりやすくなります。このような理由から、ハッシュタグの分析は非常に重要です。

Twitter（ツイッター）のハッシュタグを分析するにはツールが便利

Twitter（ツイッター）のハッシュタグを分析するには、ツールが便利であり効率的です。ここでは、ハッシュタグ分析ができるツールを3つご紹介します。

SocialDog

SocialDogはTwitter（ツイッター）専用のマーケティングツールです。無料プランと有料プランが複数用意されており、人気のハッシュタグを調べられる「ハッシュタグ検索機能」は、月額9,800円で始められる「SocialDog-Business」プランでのみ利用可能です。

ハッシュタグ検索機能を使えば、人気のハッシュタグ一覧を調べられるだけではなく、それぞれのハッシュタグの平均RT数・いいね数などが確認できます。「SocialDog-Business」プランでは、他にも無制限で予め投稿が予約できる「予約投稿機能」などが備わっているため、ハッシュタグ付きのツイートを狙った時間帯に投稿することも可能です。

他にも、SocialDogには無料プランからでも、10件の予約投稿ができる機能や、指定したキーワードのツイートを追跡する「キーワードモニター機能」などが備わっているため、分析したい項目に合わせてプランを選んでみるのはいかがでしょうか。

SocialDog

HASHTAGIFY

HASHTAGIFYは、Twitter（ツイッター）で人気のハッシュタグや、指定したハッシュタグの動向を確認できるツールです。人気、最近の人気、月の傾向、週の傾向などがパーセンテージで表示されるため、ハッシュタグ付きのツイートをどのような時間帯に投稿すれば良いのかがわかります。

HASHTAGIFYには個人向けや企業向けのプランが、合計3つ用意されています。

• 個人プラン：50,000個のハッシュタグが分析可能・月額29ドル
• ビジネスプラン：200,000個のハッシュタグが分析可能・月額86ドル
• 企業プラン：500,000個のハッシュタグが分析可能・月額311ドル

また、上記のプランに加えてさらに分析するハッシュタグの数を増やしたい場合は、カスタマイズプランを組むことも可能です。

HASHTAGIFY

TweetReach

TweetReachは、どのようなハッシュタグが多く使われているのかをリアルタイムで分析できるツールです。ユーザーがどのようなコンテンツにより反応するのかを調べられ、過去のパフォーマンスに基づいて最適な投稿時間を見つけられます。

TweetReachには下記3つのプランが用意されています。

• ソーシャルマネージャープラン：月間2,500件の投稿分析＋5つのクエリ分析・月額49ドル
• ソーシャルマーケタープラン：月間25,000件の投稿分析＋10クエリ分析・月額99ドル
• マーケティングチームプラン：月間50,000件の投稿分析＋25クエリ分析・月額199ドル

また、TweetReachでは競合他社の分析も可能です。競合他社で伸びているハッシュタグやツイートを分析することで、より自社がうまくいく方法を見つけられる可能性が高まるのではないでしょうか。

TweetReach

ハッシュタグ以外の分析ができるツール

ツイートを本格的に伸ばしていくためには、ハッシュタグの分析だけではなく、トレンドやユーザーの分析も必要になってくるのではないでしょうか。ここからは、トレンドやユーザーなど、ハッシュタグ以外の分析ができるツールをご紹介します。

トレンドの分析

トレンドの分析ができるツールは以下の通りです。

• ついっぷるトレンド
• TwTimez
• Twittrend

それぞれのツールを順番にご紹介します。

ついっぷるトレンド

ついっぷるトレンドでは、Twitter（ツイッター）に関する様々なトレンド情報を調べられます。リアルタイム、今日、昨日、今週、先週、今年といった時系列を指定して、人気のハッシュタグをランキングで確認可能です。

人気のハッシュタグ以外にも、人気の動画や画像を調べられるため、ユーザーが興味関心を示している出来事の参考になるのではないでしょうか。

ついっぷるトレンド

TwTimez

TwTimezではリアルタイムで拡散されているハッシュタグだけではなく、勢い順、新着順で人気のあるハッシュタグを調べられます。さらに、検索窓に調べたいハッシュタグを打ち込むことで、過去にどれだけの拡散がされている他、過去に人気があったハッシュタグを一覧で見れる機能も備わっています。

TwTimez

Twittrend

Twittrendでは、人気のハッシュタグがエリアごとにランキング形式で公開されています。日本で人気のあるハッシュタグに限らず、海外全体・海外の主要都市でトレンドになっているハッシュタグを調べられます。

また、現在、1時間前、3時間前、6時間前、12時間前、24時間前、2日前、3日前など時間の設定を変えられる機能も備わっているため、ハッシュタグのトレンドがどのように移り変わっているのかについて参考になるのではないでしょうか。

Twittrend

ユーザーの分析

トレンドの分析に続いて、Twitter（ツイッター）ユーザーの分析ができるツールを2つご紹介します。

SocialDog

SocialDogは、上述のようにTwitter（ツイッター）のマーケティングツールで、フォロワー獲得・フォロワー分析・ツイートの3つの観点からグラフでの分析が可能です。フォロワーのTwitterアカウントの状態や、時間帯ごとのいいね・リツイートの数などを確認できるため、ツイートの内容やタイミングを最適化させることに繋がります。

他にも、フォローしているユーザーのフォローバック率や、ツイートの曜日ごとのアクション率を確認できるため、様々な観点からユーザーの分析が可能です。

SocialDog

whotwi

whotwiでは、アカウントがツイートしている中によく含まれている言葉や、ツイートしている時間帯の傾向を調べられ、アカウントと繋がりが深いユーザーが10位までランキングで表示される機能も備わっています。

また、リツイート、リプライ、通常ツイートなど、それぞれの発信の割合をグラフで確認ができるため、偏った発信になっていないかを確認できます。リツイートが多い場合は通常ツイートのインプレッションが落ちてしまいますし、通常ツイートばかりではフォロワーとの交流が少なくなり、フォロワーをファン化させることが難しくなります。

従って、whotwiでアカウントのユーザーとツイートの傾向を分析し、時間帯や発信内容を改善していくのはいかがでしょうか。

whotwi

Twitterの公式機能も役立つ

Twitter（ツイッター）で話題になっているトレンドを調べる際は、Twitterの公式機能も役立ちます。ここでは、トレンドを調べる際に役立つ公式機能を3つご紹介します。

おすすめトレンド

Twitter（ツイッター）公式には「おすすめトレンド」機能が存在します。Twitterの検索アイコンをタップすると、検索窓の下に「トレンド」「おすすめ」といった項目が表示されています。

トレンドでは「芸能」や「スポーツ」など、それぞれのジャンル別に人気のあるハッシュタグを調べられます。「おすすめ」では、あなたがフォローしているアカウントやよく見ているツイートの傾向によって、表示されるハッシュタグが変更される特徴があります。

従って、トレンドではTwitterで話題になっているハッシュタグを調べられますが、おすすめでは、必ずしも他のユーザーが興味を示している話題ではないという点を押さえておきましょう。

高度な検索

Twitter（ツイッター）で特定のハッシュタグを検索するには、「高度な検索」機能を使うことをおすすめします。Twitterの検索窓の右側にあるアイコンをタップし、「高度な検索」を選ぶと条件の設定画面に移動します。

高度な検索では「ハッシュタグの件数」は確認できませんが、以下のような条件を設定してハッシュタグを調べられます。

• キーワード：キーワードに検索ワードをどのように含めるか
• アカウント：どのアカウントが送信・返信・ツイートしているか
• フィルター：返信・リンクにフィルターを設定できる
• エンゲージメント：返信の最小件数、いいねの最小件数、リツイートの最小件数
• 日付：設定した日付以前・以降

高度な検索では、ハッシュタグを指定して検索できます。ハッシュタグにフィルターやエンゲージメントなどの条件を指定し、より細かく分析してみるのはいかがでしょうか。

Twitterアナリティクス

Twitter（ツイッター）アナリティクスには「イベント機能」と呼ばれる、Twitterで話題になっている世界中のイベントや映画を調べる機能が備わっています。イベント機能で話題になっているトレンドのハッシュタグを使うことで、リアルタイムで高いエンゲージメントを獲得できる可能性が高まります。

また、Twitterアナリティクスでは、自社の過去28日間のツイートアクティビティも確認できます。ツイートアクティビティを確認し、ハッシュタグを使用したツイートが期待通りの数字を獲得できているのか、細かく分析してみるのはいかがでしょうか。

ハッシュタグの活用事例

ハッシュタグを調べられるツールを解説してきましたが、ツールを使うだけではなく、ハッシュタグを使った成功事例を知っておくことも大切です。成功事例を参考にツイートをすることで、キャンペーン開催やイベントでの成功確率が高まるからです。

ここでは、ハッシュタグを活用して成功した事例を3つご紹介します。

キングジム

キングジム

オフィスや家庭用の文房具を販売するキングジムは、新元号発表に合わせたハッシュタグやキャンペーンを開催し、多くのユーザーの注目を集めました。キャンペーンは元号が変わる前の2019年4月1日から開催され、いち早くキャンペーンを開催したことで、合計で14,000リツイートも拡散されています。

また、キャンペーン開催が早かったことに加えて「フォロー&リツイートでキャンペーンに参加可能」といった、キャンペーン参加への障壁の低さも成功の要因かもしれません。

ネスレ

ネスレ

ネスレは「受験生応援キャンペーン」という企画で、「#キット想いとどく」といったオリジナルハッシュタグを作成しました。また、ネスレの代表商品である「キットカット」を利用し、「自分を信じて」「あきらめないで」など、受験生に向けたメッセージが刻まれたキットカットも販売したことで、よりオリジナルハッシュタグの人気が加速する結果となりました。

キリンビール

キリンビール

キリンビールは、ハッシュタグを使った鬼ごっこをTwitter（ツイッター）で開催したことでトレンドを生み出しました。まず、ユーザーが「#イインダヨ」とツイートし、キリンの淡麗グリーンラベルのアカウントから「#グリーンダヨ」と返信されなかったらユーザーの勝ちという企画です。

オリジナルハッシュタグであることに加えて、ハッシュタグ付きのツイートをするだけでおもしろキャンペーンに参加できることが、多くのユーザーを巻き込んだ要因かもしれません。

ハッシュタグの分析結果を活かしてフォロワー数を獲得しましょう

ハッシュタグの分析ができる方法を解説しました。ハッシュタグの分析をするには、Twitterの公式機能を使った方法などがありますが、ツールを使った方法が便利でおすすめです。トレンドのように多くのユーザーを巻き込むツイートをするためには、ハッシュタグの分析をするだけではなく、ユーザーやツイートの分析をすることも大切です。

まずは、自社のアカウントやトレンドハッシュタグを分析するためにも、SocialDog等の分析ツールを使用して、調査を始めてみてはいかがでしょうか。