企業のサービスや商品に関する認知獲得、見込み顧客獲得、申込みや購入など、さまざまな用途で使われているTwitter(現X)。今回取材させていただいたあどばるは、意外にも個人だけではなく法人のアカウントへのリーチを目的としてTwitterを有効活用されています。
TwitterやSocialDogをどのように活用しているのか、その詳細を株式会社あどばるの岡本様に伺いました。Twitterとリアル双方の交流を意識されている事例となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
Twitterを個人だけでなく、「法人へのリーチのためのツール」と捉えて有効活用
──まず、どのようなサービス・商品を展開されているのでしょうか?
弊社で管理している物件を、時間単位で貸し出す「レンタルスペース」のサービスを展開しています。レンタルスペースは現在(2020年3月現在)で約4年ほど運営していて、60ほどございます。
──なぜTwitterを導入しようと思ったのですか?
2017年に私が入社したタイミングでは、SNSを運用していない状況でした。顧客流入経路が他社のレンタルスペース予約サイトとリスティング広告がメインで、お客様に向けてアピールする機会を増やしたいと思いまして、Twitter・Instagram・Facebookを一気に開始しました。もともとは個人向けのつもりで始めたTwitter運用でしたが、いつの間にか法人のアカウントさんとたくさん交流するようになっていきましたね(笑)。
前職はテレビ番組の制作をしていまして、番組の宣伝などでSNSの運用経験はありましたが、ほとんど初心者の状況で運用を開始しました。2017年〜2019年まではそこまで力を入れられてはおらず、頻繁には投稿できていませんでした。フォロワー数に関しては200いかないくらいだったかと思います(2020年10月現在は約2.1万フォロワー)。
個人アカウントだけでなく、法人アカウントとの「交流」も意識した結果、フォロワーが急増
──2019年に、Twitterを中心としたSNS運用を強化されたのはなぜですか?
そもそも、ポータルサイトやリスティング広告からの顧客流入がメインで、もっと流入経路を増やす必要があるなと思っていました。それと同時に、サービス利用者の分析を本格的にしてみると、法人のお客様の割合が多いことがわかってきた時期でもありました。また、Twitterで「#企業公式冬のフォロー祭り」というようなタグキャンペーンを目にしたので投稿してみると、企業アカウントさんから一気に100ほどフォローしていただけました。企業アカウントは、フォローバックしてもらいやすいこともあり、これをきっかけに法人向けの運用を強化するようになりました。
法人向けを意識した運用をしているとはいえ、個人向けのツイート(現ポスト)をしていないかというとそうではありません。例えばレンタルスペースで開催するイベントにご招待する場合は企業アカウントさんが対象になってしまいますが、日々の「投稿」をする場合は、法人向け・個人向けを意識することなく、純粋に「中の人」としての投稿をしている形です。ただ、「いいね」や「コメント」の数は企業アカウントさんからいただくほうが多いですね。
──Twitterを運用したことによってどのような効果を感じていますか?
2019年3月に、レンタルスペースの一部を装飾して花見をするイベントを企画しまして、Twitter上で交流をしていた企業アカウントさんをお呼びして20名くらいのイベントを実施しました。これが非常に盛り上がりまして、ここで交流した企業さんにレンタルスペースを使っていただけるようになりました。また、アカウント運用をしているのは企業の広報やマーケ担当の方が中心ですが、会社に持ち帰って営業さんなどに展開してくれて、別の部署でも弊社のレンタルスペースを使っていただけるようになりましたね。
業務効率化を目的にSocialDogを導入
──なぜSocialDogを導入しようと思ったのですか?
もともと、フォロワー数の増減に関するレポートを毎日作成したのですが、これがとにかく手間だったんですね。毎日エクセルに入力してレポーティングをしていまして、1か月続けてみて効率的じゃないなと(笑)。このように、フォロワー数の推移を表示してくれるツールを探していたことがきっかけです。
検索してツールを調べてみたところ、SocialDogが安心安全に使用できそうだなと感じて無料プランから導入してみました。
──SocialDogはどのような形で利用されていますか?
大原則、私1人で運用をしているので、SocialDogも1人で使っています。日々のフォロワー数の増減のレポートや、キーワードモニター機能を使って気になるキーワードに関する投稿を通知してもらってチェックすることなどに利用していますね。「レンタルスペース」などの登録したキーワードをつぶやいているアカウントをチェックして、交流できそうなアカウントを見つけて交流するようにしています。
フォロワーが目に見えて増加するところまでは成果を出せていませんが、日々エゴサーチする手間が省けて効率化できたなと感じています。
SocialDogの導入でキャンペーン施策を加速!
──Twitterを用いて、どのような施策を実施されていますか?
フォロー&リツイート(現リポスト)キャンペーンを積極的に実施していますね。アカウントをご覧いただけるとわかるかと思いますが、さまざまな企業アカウントさんとコラボさせていただき、商品をプレゼントする企画をしていますね。リツイートしていただいたアカウントの中から、抽選でプレゼントをするアカウントを決定しています。
1番成果が出たキャンペーンでは、フォロワー数が5,000人以上増えたこともありました。 Twitter上でのコラボキャンペーンは、業界など関係なく「コラボしませんか」と言いやすい雰囲気があるので、Twitterをやっていなければ関わりがなかったような企業さんとも繋がることができました。
──SocialDogを導入されて、どのようなメリットが得られましたか?
弊社はキャンペーンをよく行うので、リツイートしてくれたアカウントを確認する機能に非常に助けられています。公式Twitterで、リツイートした人をすべて確認できなく困っていたところ、リツイートを全て表示してくれる機能がSocialDogさんにあることを知って活用しています。リツイートしていただいたアカウントを全てチェックできるのは大きなメリットですね。キャンペーンをやりやすくなりました。
スパム系のアカウントを除くなどのフィルターもかけられるので、非常に助かっています。また、非アクティブなアカウントを表示してくれる機能も有効ですね。いわゆるFF比(フォローとフォロワーの比率)を調整するために、非アクティブなアカウントのフォローを解除したり、フォローバックをされていないアカウントのフォローを解除したりするのに便利だと感じています。
──今後はTwitter運用において、どのような取り組みをされていこうと考えていますか?
われわれのビジネスの特性上、いかにイベントスペースを使ってもらうかが重要なので、利用者の方に自社独自のハッシュタグをつけて投稿していただくようなイベントをしていきたいなと思っています。あとは、施策ということではありませんが、毎日の投稿のネタ探しは大変ですね(笑)。運用をされている方は共通の悩みだと思いますが、毎日の「トレンド」にいかに関連させるかはポイントだと思っています。
また、LINEアカウントも開始しているので、Twitterの拡散性を活かして広くリーチしつつ、LINEアカウントの方に登録していただく流れをつくっていきたいと思っています。
個人アカウントとの交流だけではなく、企業アカウントとのコラボキャンペーン施策を有効活用し、フォロワー獲得および顧客獲得をしているあどばる。
Twitter上およびリアルな世界で、企業同士の密な交流を意識されている点は、参考になる部分が多いのではないでしょうか。投稿をするだけではなくいいねやリプライで交流したり、キャンペーンで他アカウントを巻き込んだりするなど、今回の事例を参考に運用を進めてみてください。
あどばるにも活用していただいているSocialDogは、無料で気軽に使用を開始できます。無料プラン・有料プランともに豊富な機能がありますので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。