企業の商品やサービスを宣伝するためのツールとして使われる、拡散力が強みのSNS、Twitter。今回取材させていただいたクリエイティブ・プロデューサー石川晶大様は、Twitterを用いて商品制作のストーリーを配信および共有することで、フォロワーの方々とのコミュニティを形成されています。

TwitterやSocialDogをどのように活用しているのか、その詳細を株式会社つる・ばらの石川様に伺いました。広告費をかけずにビジネスを展開されている秘策をぜひ参考にしてください。

いかに広告費をかけずに認知を獲得するかを考えた結果、Twitterを導入

──まず、どのようなサービス・商品を展開されているのでしょうか?

『コイス』というキャラクターを企画・製造・デザイン・販売をしております。主に私はプロデュース業をしていますね。当初は、ステッカーや缶バッジをつくることから始めました。もともと私が会社員時代にパワハラで悩んだことがありまして、笑えない時期があったことから、「なんとなく見ていると笑っちゃう、悩みを軽減できる」ようなキャラクターをつくりたいと思ってつくりました。お腹にポケットがあるように見えて、実は裂けて魚卵が出ているだけなんですよね。そんなバカらしい愛らしい『コイス』をみて、苦笑してもらう人が増えてほしいと思っています。「病気で悩んでいたけど救われました」というようなメッセージをもらえることもありまして、非常にやりがいを感じています。

現在は、ヴィレッジヴァンガードさんやルミネさんなどのリアル店舗でも販売していますし、楽天さんを使ってオンラインでも販売しています。

──なぜTwitterを導入しようと思ったのですか?

やはり、圧倒的な拡散力が魅力のツールなので、無料広告ツールと捉えて『コイス』のPRを目的に導入しました。立ち上げ当初、お金を十分に使えるわけではないので、無料で商品PRするにはどうすれば良いかと考えたときに、SNSしかないだろうということでTwitterを始めました。Instagramは、自分の写真をみてほしいという承認欲求を満たす要素が大きくて拡散性がなく、Facebookは、自己アルバムのような要素が大きいと感じていたので、拡散するためにはTwitterだろうと考えました。

──Twitterを運用したことによってどのような効果を感じていますか?

Twitterからオンラインに誘導していきたいと思っていまして、ある程度形になってきましたね。もともとは、いわゆるマニアの人たちにフィギュアが刺さって、イベントに来ていただけるようになるなど、うまいこと拡散してくれました。そんなところからヴィレッジヴァンガードさんからダイレクトメッセージをいただいてリアル店舗に『コイス』を置けるようにもなりました。

今では、有名YouTuberさんと仲良くさせていただいていて、ありがたいことに動画に載せていただいているので、徐々に一般層にも浸透してきたかと思います。有名YouTuberさんの動画を子供が見ていることもあり、その親世代である30〜40代の女性にも興味をもってもらえています。もともと『ふなっしー』のようなみんなに好かれるキャラクターづくりをイメージしていたので、この層をターゲットとして考えていたこともあり良かったと思っています。

Twitter運用の効率化を目的にSocialDogを導入

──なぜSocialDogを導入しようと思ったのですか?

運用を本格化していく中で、インプレッション数を確保するために、「最適な時間=投稿を見られやすい時間」に投稿することを意識していました。最初は、毎日18時だったり19時だったりにパソコンの前にスタンバイして、投稿を準備して投稿ボタンを押していました。とはいえ、私もやるべき仕事量は多いので、毎日決まった時間に投稿するのはなかなか厳しかったんですよね。そこで、予約投稿ができるようなツールがないかを探していたところ、SocialDogを見つけて導入しました。

──SocialDogはどのような形で利用されていますか?

『コイス』などのキーワードを登録しておくと投稿を通知してくれる機能があるので、通知をチェックして気になる投稿に対してフォローやいいねをするようにしています。Twitter運用は、私1人で行っていて毎日投稿の時間をとれないので、予約投稿機能をきちんと活用して時間がある時に投稿予約をするようにしています。インプレッションの高い18時や19時あたりに設定をしていますね。

──SocialDogを導入されて、どのようなメリットが得られましたか?

キーワードモニターを活用してフォローをしているので、フォロワー数は効率的に伸ばせています。また、フォロワー数の推移をグラフで確認できるので、定期的にチェックしています。その結果、フォロワー数の伸びが鈍化しているタイミングを察知して、新しい施策をうつことに繋げられるのが大きなメリットだと思っています。

制作過程をコンテンツに!フォロワーも商品制作に参加?

──Twitterを用いてどのような運用・施策を実施されていますか?

当初はタグをつけて投稿したり、フォローバックを狙って自分からフォローしたりいいねをしたり、できる限り極限まで作業量を担保していました。『コイス』に関する投稿があればいいねやリツイートをするなど、とにかく反応していましたね。

よく実施する施策は、フォロー&リツイートしていただいた方に商品をプレゼントするキャンペーンです。リツイートしていただいた方をSocialDog上でチェックして当選者を決めています。

──その他に特徴的な施策は何かありますか?

そもそも、うちの『コイス』という商品は、1つ1つ手塗りで制作しているんですよ。職人さんが1つずつ手づくりしていただいたものが私のところにきて、それをエアブラシで1つずつ私が塗っていきます。季節やイベントなどによって商品のカラーリングを変えるなどの工夫が必要なので、つまり大量生産が難しいんですね。そこで、いわゆる「ガチャガチャ」をはじめまして、大量生産ができるモデルもスタートしました。基本的には同じデザインですが、中に「レアもの」として私が手塗りをしたものを混ぜることによって、ハンドメイド版を揃えていらっしゃるコレクターさんにも興味をもっていただいています。

あとは、通販で注文していただいた方に代わって私がガチャガチャを回して、YouTubeでライブ配信をしてみました。名前は言えないので、イニシャルを使って読み上げながら(笑)。これは事前にTwitterで告知をして、「こんなのやりたいんだけどどう思います?」みたいに運用しています。事前にフォロワーさんの反応を見て、これはいけそうだなと思って実施しました。

他にも、制作過程をTwitterで配信して、フォロワーの方に「色はどうしたら良い?」とか「どんな商品が良い?」みたいに、ある種ドキュメンタリー的な形で運用をしていることが特徴かもしれませんね。フォロワーの方からすると、「自分のアイデアが採用された」などを感じてもらえることもあるでしょうし、制作に参加している感が出てくると思うんです。

1つのコミュニティをつくれると同時に、ある意味市場調査になるので、発売前にある程度の製作数や生産数を想定できることもメリットだと思います。ツイートのネタがないっていう悩みがある方は多いかと思いますが、私はプライドを捨てて(笑)、制作の途中経過を公開しているので、ネタが尽きないのと同時に親近感をもってもらえていると思います。リアルイベントでお会いして声をかけてもらえることもありますね。

──逆に、Twitterでうまくいかなかった施策はありますか?

『コイス』に言及していただいたツイートをとにかくリツイートしていたんですけど、タイムラインがリツイートで溢れてしまって、フォロワーさんの満足度を下げてしまうことはありましたね。それを受けて、一部の例外を除いてリツイートは原則しないようにしています。

リーチできる層を広げることが今後の課題

──今後はTwitter運用においてどのような取り組みをされていこうと考えていますか?

具体案はまだありませんが、コレクターの皆様だけでなく、一般層に対してもっと認知されるブランドにしていきたいです。もっと『コイス』に興味をもってくれる層がいるはずなのに、まだまだリーチできていないのは課題ですね。リーチするためのキーワードを見つけられていないと思っているので、そこは現在調査中です。もっと幅広いユーザーと「一緒に」キャラクターをつくっていくようなアカウントにしていきたいです。

最終的な野望は、『ふなっしー』や『くまモン』のように着ぐるみをつくりたいんです。着ぐるみを使って動かさないと、やはり大きいインパクトや面白さを生み出せないんですよね。幅広い年齢層に愛されるキャラクターを作っていきたいと思っています。

投稿するネタが尽きるアカウントが多い中、商品の制作過程をコンテンツとして発信している『コイス』公式アカウント。フォロワーが商品制作に携わっている感覚を生むことができたり、商品に関する市場調査ができるとのこと。フォロワーと交流しながら、ある程度の売上予測ができることは、大きなメリットではないでしょうか。

株式会社つる・ばらにも活用していただいているSocialDogは、無料で気軽に使用できます。無料プラン・有料プランともに豊富な機能がありますので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。